さて、前回投稿した鍾馗瓦の対になる鍾馗様を紹介する。
こちらは刀を下向きかざし。少し強面だが優しい趣きのある鍾馗瓦である。鍾馗瓦は京都に多いそうだが同じ形の物はほぼ存在せず各仏閣に特徴のある瓦が施工されているらしい。店蔵が建立された時から上棟されているのであれば、安政年代のものだ。とすれば約160年前に存在し、江戸時代末期頃から二体一緒に麹やの「店蔵」を幾度と無く救ってきたのだろう。
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