「店蔵」二階の整理整頓と清掃を行っている。二階の床はそれなりに清掃したが、上部を見上げてみると大棟が横たわっている。この大棟には埃がびっしりと堆積している。掃除機の吸気音とともにどんどん埃を吸引していく。一段落したところで、よくよく天井を見てみると、丁寧にかんなかけされた無垢の湾曲した大欅が二本、それを繋ぐ大棟の欅が一本、存在感は半端無い。この湾曲した欅は、この蔵を建立する際に用立てされたものだ。
メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です