年末から十畳間(実際は16畳間)の片付けと神棚の清掃を行った。
神棚は、東日本の影響で欅の一枚板(赤漆塗)の棚がずれているが何とか当時の趣を維持している。
昔ながらの大きな神棚は、中央に天照大御神、左に大黒様、右にお正月様を奉るのが麹やの習わしで
麹やの家紋と名字が刻印された大きな酒箱が奉られている。
以前、この十畳間には囲炉裏があったのだが物置が激しく、この際片付けて囲炉裏を出してみる。
2~30年くらい使用していなかったが、火入れをし、暖をとってみた。昔、囲炉裏は生活に欠か
せなかったと思うが、今や贅沢品となったようだ。
私も晩酌はやらないのだが、炭火を起こし手間を掛けた熱燗と石川県産のホタルイカの薫製を炭火で
あぶり一杯。心地良い静かな時間を過ごせた年末であった。