第1弾の古美術品の修復作業が少しづつ進んでいる。昨年、「輪島塗りの稲忠」様にお願いしたものである。
7月に夢メッセで行われた日本陶器市に出展された際、お忙しいにも関わらず納品いただいた。
今回、修復作業は一部、欠損していた部位を再度盛り上げ色つけ、割れてしまった部位は、共直し、共継ぎにて修復して頂いた。漆を使い欠損箇所を丁寧に接着していく技法だが現物を見る限りは、つなぎ目は触れなければほぼ、わからないくらい精巧に仕上げられていた。九谷の特徴ある色合いと鳳凰が鉢中、全体に羽根を羽ばたかせる色絵。数個揃うと壮観でもある。