先日、石川県加賀市「九谷焼美術館」を訪問した。その際、学芸員の方と前回、修復した九谷焼の鉢について、ご説明を頂いた。
この九谷焼は、古九谷ではなく再興九谷と呼ばれる松山窯のものらしい。古九谷より約100年後、仙台藩に伝わったもので伊達家御用商人であった「麹や」に保管されたいたと思われる。
九谷焼美術館の学芸員さんは、九谷焼の歴史を丁寧に紐解いてくれた。陳列されている数々の名品にまつわるエピソードをお教え頂いた。また、写真を介してご確認いただいた九谷焼の角徳利は、吉田屋のものかもしれないと。
藍九谷と思われる平鉢も複数あるようだ。絵付けの妙が九谷らしい。またの機会に紹介したい。