皆様方により身近に感じて頂けるよう一般開放の時間を設定させて頂きました。蔵の独特な空間を感じて頂ければと思います。下見等にもご利用下さい。是非、ご来館くださいませ。
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4月一般開放日
4月7日(土)10:00~13:30
4月8日(日)10:00~12:00
※予約状況により予告なく時間変更があります。
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アイキャッチ画像は、古伊万里大鉢(修復中)。
寸法:径41cm/高さ6cm
現状:東日本大震災被災にて割れ。
年代:1610~1630年頃
概要:江戸時代17世紀に、有田(佐賀県有田町)を中心とする肥前国で製造された伊万里焼大皿である。特に1610年代から1630年頃までの初期製品を陶磁史では「初期伊万里」称する。この時期の製品は、白磁に青一色で模様を表した染付磁器が主で絵付けの前に素焼きを行わない「生掛け」技法を用いている点が特色である。この初期伊万里は1960年頃より素朴な美しさや叙情美が再評価され、早々に市場から淘汰されたことにより流通量の少なさから、以後希少性が高く珍重されるようになった。これを古伊万里と呼ぶ。
修理方法:作品の古美術的な風格、美しさを残しつつ、強度を確保する。破片の不足部分を整形し、破断面の目立つ部分を金継ぎすることで美術的価値を見いだす。