「麹や」に六歌仙を展示している。間もなく桃の節句ではあるが、東日本大震災で被災した「ひな人形」は修復できていないため、今年は六歌仙を代役とした。六歌仙には、古今和歌集などから選定された歌が綴られている。
この六歌仙の選定基準は定かではないがいずれも、恋しい人への想い、情景が綴られている。
〜源重之(みなもとのしげゆき)〜
風をいたみ 岩打つ波の おのれのみ くだけて物を 思う頃かな
〜想い〜
風が激しく 波が岩に当たり砕け散るように 私の身も心も(貴女に)砕け散るように思い悩んでいる。