「麹や」には樹齢約500年といわれる「大けやき」が1本に大空に向かってそびえ立つ。戦時中に川端康成先生が麹やの「はなれ」に疎開された際、「双樹庵」の銘を授けて頂いた。大ケヤキは、戦時中、軍艦の材料として供出する予定であったが間もなく終戦を迎えたこともあり難を逃れた。雄木側が18年前に倒木し、残った幹も枯死、片方の雌木が今も健在である。夏に掛けて青々とした欅葉を育むだろう。
さて、このけやきが今年3月に発刊された「しばたの歴史ガイド」に掲載されている。柴田の町の歴史が執筆され、観光ガイドとして「柴田の郷土館」で販売されている。